電子内視鏡
耳鼻咽喉科は、患者様が見ることのできない耳や鼻、喉の奥の状態を診察する科目です。
耳や鼻、喉の奥の状態がどれだけ悪くても、患者様はその状態を肉眼で確認することはできません。そのため治療の重要性をお伝えしても、状態・病態が伝わりにくいという側面がありました。
内視鏡の進歩に伴い、電子内視鏡は従来の光学式内視鏡と比較して、より鮮明な画像で耳や鼻、喉の奥の状態・病態を患者様自身が確認しながら治療を行うことができるようになりました。
画像ファイリング・システム
患者様の耳や鼻、喉の状態を撮影して、画像を時系列で保存していくため、治療経過を患者様自身で確認することができます。
電子内視鏡のメリット
- 患者様自身で状態・病態を確認することができる
医師が治療の重要性を説明しても、患者様やご家族はその状態・病態を肉眼で確認できないため、治療を軽視される場合があります。医師と患者様の情報を共有することにより病気への理解が深まり、治療をスムーズに行うことができます。 - 確認しにくい場所も確認することができる
耳や鼻、喉は曲がっている構造が多く、死角になって肉眼では確認することが出来ない場所も多々あります。電子内視鏡により死角も鮮明に確認することができます。 - 経過を画像で確認することができる
電子内視鏡による時系列の画像ファイリングにより、治療経過をより正確に追うことができます。治療経過を患者様自身が確認し、医師と患者様との間で情報共有を行うことにより、より良い治療へと繋がっていきます。