急性音響性難聴
強大な音にさらされることによっておこる難聴で、内耳の障害によるものです。ロックコンサートやディスコなどで起こった場合にはロックコンサート難聴、あるいはディスコ難聴と呼ばれます。ロックコンサートに行った直後から、耳のふさがったような感じや、難聴、耳鳴り（キーンあるいはピー）がするといった症状が出ます。帰宅までに治る事もありますが、翌朝になっても消えない事もあります。通常、耳の痛みやめまいを伴うことはありません。
Q&A
- 急性音響性難聴は治りますか？
- 難聴の程度が軽く、早く治療を開始した場合は治る事もありますので、難聴や耳鳴りを自覚した場合はできるだけ早く耳鼻咽喉科を受診することが必要です。一時的に治っても、同じ事をくり返していると治りにくくなる事があります。
- 急性音響性難聴の予防法はありますか？
- スピーカーからできるだけ離れるようにするなど、強大な音にさらされないよう注意しましょう。音に対する感受性は個人差が大きく、同じように強大な音にさらされても難聴を起こす人と起こさない人がいます。隣の人と会話ができないようなレベルの音にさらされ続けるのは避けましょう。また、ヘッドフォンステレオ・イヤホンで周囲に音漏れがする程の大音量で聞くと聴力の低下を引き起こします。
