【耳鼻咽喉科】三鷹台ヒルズクリニック:京王井の頭線 三鷹台駅前

副鼻腔炎(蓄膿症)について

副鼻腔炎(蓄膿症)

風邪などで鼻の粘膜に炎症が起こり、それが副鼻腔の粘膜に広がって副鼻腔炎を起こします。

  • 急性副鼻腔炎
  • 慢性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎は1~2週間くらいで治ることが多いのですが、長引いて放置していた場合は慢性副鼻腔炎になる事もあります。慢性副鼻腔炎は治療に時間がかかります。鼻の調子が悪い時は早めに耳鼻咽喉科で治療し、慢性化させないようにしてください。

Q&A

どのような症状を起こしますか?
鼻が詰まったり、ねばっこくて色のついた鼻汁が多く出ます。また、ニオイが分かりにくくなったり、鼻汁が喉にまわって、咳の原因になる事もあります。鼻詰まりのため頭がボーとして、勉強が手につかなくなる事もあります。また、鼻とつながっている中耳や喉に影響を及ぼし、急性中耳炎、滲出性中耳炎や喉の炎症、気管支炎、鼻詰まりによる睡眠障害を起こす事もあります。
治療にはどのようなものがありますか?
耳鼻咽喉科では、鼻汁の吸引や薬の噴霧による鼻および副鼻腔入口部の処置・洗浄を行います。抗生物質などの薬を副鼻腔に送りこんで吸入するネブライザー療法や抗生物質の服用などを行います。このような治療法で十分な効果が得られない場合には手術療法を行うこともあります。
子供がいつも鼻をジュクジュクさせているので、耳鼻咽喉科に行ったら副鼻腔炎と診断されました。受診するたびに鼻にシュッと薬を入れられて、その後吸入して、お薬を処方されて帰ります。1ヶ月もすると良くなるのですが、行かなくなるとまた同じになります。なぜ治らないのですか?
鼻にシュッと入れるのは血管収縮薬で鼻の粘膜の腫れを取るのが目的です。このような処置(鼻処置)を行ってから吸入すると、吸入薬が副鼻腔に到達しやすくなります。鼻処置により鼻の症状は良くなりますが、レントゲン写真を撮ってみると治っていないことが多いのです。そのため通院をやめてしばらくすると同じような症状が出てきます。一般的に、小児の副鼻腔炎の多くは年齢と共に自然に治っていきます。
数カ月前から黄色の鼻水があり、慢性副鼻腔炎と診断されました。しばらく抗生物質を服用してくださいと言われましたが大丈夫ですか?
マクロライド系抗菌薬(抗生物質)は少ない量で長期間のみ続けると抗菌作用以外の様々な作用により、高い治療効果を得ることができます。服用期間は原則3ヶ月程度で、ずっとのみ続けるわけではありません。中止して再び症状が出た場合も同じ治療を行えば治療効果が得られます。
副鼻腔炎で耳鼻咽喉科に通院しています。手術が必要だと言われましたが、どのようにするのですか?
内視鏡を用いて鼻の穴から副鼻腔を開放して病的粘膜の正常化を図る【内視鏡下副鼻腔手術】が主流となっています。病変が軽い場合は外来手術も行われますが、多くは短期間の入院が必要となります。
人間ドックで副鼻腔炎と診断されました。症状が無いのですが耳鼻科を受診した方が良いですか?
自覚症状がなくても、診察をすると膿のような色の付いた鼻水や鼻ポリープがある事があります。頭痛の原因である事もあります。MRIをできるだけ持参し、耳鼻咽喉科の診察を受けられた方が良いでしょう。
左頬が腫れて、歯も痛かったので歯医者に行ったら、「あなたは昔、蓄膿症の手術をしませんでしたか?耳鼻咽喉科に行きなさい」と言われました。なぜですか?
歯医者さんでは恐らく術後性上顎嚢胞という病気を疑い、耳鼻咽喉科を受診するよう勧めたのだと思います。少し前まで、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の手術法としては、歯ぐきの所を切って上顎骨を一部削り、副鼻腔と呼ばれる膿のたまる場所の粘膜を全部剥がすやり方が一般的でした。この手術を行った患者さんの一部に、十数年たって術後性上顎嚢胞という病気が発生する事があると言われています。頬部に液体の溜まった嚢胞ができて、強く腫れたり炎症を伴うと痛みが出てきます。また、嚢胞の近くを歯に行く神経が通っていると、歯に異常がなくても歯が痛いと感じる事もあります。

気になる耳・鼻・喉の症状はお気軽にご相談ください。 TEL 0422-76-7722 耳鼻科診療時間:9:00~19:00 休診日:水・日・祝

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