【耳鼻咽喉科】三鷹台ヒルズクリニック:京王井の頭線 三鷹台駅前

耳鼻咽喉科(嗅覚・アレルギー)

耳鼻咽喉科・嗅覚・アレルギー

hana

鼻の内部を鼻腔といいます。鼻腔は、中央にある鼻中隔と呼ばれる仕切りで左右に分かれ、その外壁には鼻甲介という3つの高まりにより凹凸のあるトンネルを形成しています。鼻腔周囲の顔の骨には副鼻腔という空洞があり鼻腔と交通しています。

副鼻腔(それぞれ左右一対あります)

  • 【前頭洞(ぜんとうどう)】額の裏側にある
  • 【篩骨洞(しこつどう)】両眼の間にある
  • 【上顎洞(じょうがくどう)】頬の裏側にある
  • 【蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)】鼻の奥のほうにある

鼻腔の内側は粘膜で覆われており、粘膜表面にはごく短い線毛が密生しています。鼻のなかに入ってきた小さなゴミは、線毛の上の粘液層でキャッチされ、線毛の働きで喉に運ばれ、飲み込まれて排除されます。また、鼻腔の粘膜は吸い込んだ空気に湿気と温度を与えて下気道を保護しています。鼻腔の上方部にはニオイのセンサーとなる嗅粘膜があり、ニオイを感じる働きをしています。鼻腔は音声の共鳴腔として声の個性に関係しています。副鼻腔内も鼻腔と同様の線毛のある粘膜で覆われていて、副鼻腔に入ったゴミを排除します。副鼻腔の働きについては、ぶつかった時の衝撃をやわらげる働きや頭骨の重さを軽くしているとの説がありますが、明らかではありません。
鼻腔や副鼻腔の病気には、副鼻腔炎などの炎症、花粉症などのアレルギー性鼻炎、良性や悪性の腫瘍など様々なものがあります。
鼻汁、鼻づまり、においの障害、鼻出血などの鼻症状がある場合は、鼻耳鼻咽喉科を受診してください。

Q&A

風邪を引いてからニオイが分からなくなってしまいましたが、どのような治療をするのですか?
鼻の天井部分にはニオイを感じる嗅粘膜があります。風邪をひいた時、この部分に炎症が起きたり鼻の粘膜が腫れたりすると、ニオイ分子が嗅粘膜に届かずニオイが分からなくなります。また風邪のウイルスが嗅粘膜を傷つけてもニオイが分からなくなります。ニオイの障害の程度を検査し、副腎皮質ステロイド薬の点鼻療法などを行います。副鼻腔炎(蓄膿症)を合併しているときは抗生剤を服用する場合があります。

気になる耳・鼻・喉の症状はお気軽にご相談ください。 TEL 0422-76-7722 耳鼻科診療時間:9:00~19:00 休診日:水・日・祝

PAGETOP