睡眠時無呼吸検査について
いびきは自分自身で気づかないことが多いのですが、ご家族等にいびきや無呼吸を指摘された方は睡眠時無呼吸症候群が潜んでいる可能性があります。 治療の選択には検査が必要です。ご自宅で夜間の睡眠の状態を客観的に調べることが出来る簡易検査がありますのでお気軽にご相談ください。
睡眠時無呼吸は睡眠時に鼻やのどなどの空気の通り道が狭くなって、一時的に息ができなくなる病気です。鼻の病気も睡眠時無呼吸の原因の一つですので、鼻の治療で治ることもあります。鼻の他には喉や肥満、生活習慣が原因の場合があります。お酒を出来るだけ控える、体重を減らすなどの生活習慣の改善や寝やすい寝具を使う、マウスピースや持続陽圧呼吸療法など器具を使うといった治療法があります。鼻や喉に原因がある場合には手術も有効です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)に見られる主な症状
- 大きないびきをかく
- 睡眠時に呼吸が止まっているところを見かける
- 寝ていても何回も目が覚める
- 起床後にダルさ、頭痛などがある。
- 日中いつも眠い
- 居眠り運転をしそうになる・したことがある
次のような症状はありませんか
- 大きなイビキをかく
- 日中いつも眠い
- 居眠り運転をよく起こしそうになる
- 夜間の呼吸停止
- 夜中に何度も目が覚める
- 起床時の頭痛やだるさ
睡眠時無呼吸低呼吸症候群とは?
睡眠中に何回も呼吸が止まり、ぐっすり眠ることができない病気です。
大きなイビキや起床時の頭痛、夜間の呼吸停止、日中に強い眠気がさすなどの症状があります。
潜在患者は人口の2~3%といわれ、放っておくと高血圧や心臓循環障害、脳循環障害などに陥るといわれております。
また、日中の眠気などのために仕事に支障をきたしたり、居眠りによる自己の発生率を高めたりするなど、社会生活に重大な悪影響を引き起こします。
しかし、治療方法も確立されておりますので、適切に検査・治療を行えば決して恐い病気ではありません。
どのような検査をするの?
ご自宅で終夜睡眠ポリグラフィーという検査を行います。
この検査では睡眠中の呼吸の状態、血液中の酸素濃度などを同時に測定し無呼吸低呼吸の有無を知ることができます。
※検査結果によっては精密検査(PSG)が必要となります。
検査はご自宅で簡単に行うことができ、テープにてセンサを貼り付けて頂くだけです。
この検査の結果によっては、治療を決めるために、3日間ほど鼻マスクをつけて検査を行います。