【耳鼻咽喉科】三鷹台ヒルズクリニック:京王井の頭線 三鷹台駅前

鼻出血

鼻出血

鼻血は主に、左右の鼻をわけているしきり(鼻中隔)の粘膜から出ます。特に、鼻孔部から約1㎝入った所に網の目状に血管表面が浮き出ているので、繰り返し出血しやすい場所です。この場所はキーゼルバッハ部位と特別な名前が付けられています。
鼻出血は幼児期から小学校低学年にかけてよくみられます。何回も繰り返したり、出血量が多かったりすると、夜間などは慌ててしまい不安になりがちですが、ほとんどの鼻出血はたちの悪い病気ではありませんので、まず落ちつく事が大切です。

Q&A

出血の原因になる病気は何ですか?
鼻血は、鼻をかんだ時に起きる事が多いですが、突然出血する場合もあります。アレルギー性鼻炎や鼻孔部に湿疹や炎症(鼻前庭炎)がある子供は、鼻が痒くていじるために鼻血が出やすくなります。鼻炎や副鼻腔炎による粘膜の炎症や、鼻中隔彎曲症、外傷なども鼻出血の原因になります。繰り返し鼻出血を認める場合は腫瘍の可能性もあります。
鼻出血はどのように止めたら良いですか?
血を止めるためには、出血している場所を押さえる圧迫止血法が基本です。鼻出血の場合は、キーゼルバッハ部位からの出血が多いので、鼻の穴から約1cm入った所に小指の太さに固めた脱脂綿やタバコ状にまいたティッシュを慌てずにゆっくり入れます。そして、小鼻を外側から指で少し強めに押さえて約10分間待ちます。多少血がにじんできても、脱脂綿やティッシュを途中で交換しない事も大切です。
脱脂綿などがない時は、小鼻全体を親指と人差し指で強くつまんでください。
出血している場所を心臓より高くすると止まりやすいので座った姿勢にして、喉にまわった血は飲みこまないで外に出すようにします。
顔を上向きにすると、血が喉に流れて咳込んだり、飲みこんで気持ちが悪くなり吐いてしまう事もあるので、顔はやや下向きにしましょう。
洗面器などを受け皿にすれば周囲を汚さなくて済みます。横になった場合でも、仰向けにはならないようにしましょう。

気になる耳・鼻・喉の症状はお気軽にご相談ください。 TEL 0422-76-7722 耳鼻科診療時間:9:00~19:00 休診日:水・日・祝

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